子作り政略婚のはずが、冷徹御曹司は蕩ける愛欲を注ぎ込む
「今日のイベントに関するものだと思っていましたが、違うんですか?」
「マスコミの前で正式にうちとの結婚について話すことになってるの。ほんとに聞いてなかったんだ。かわいそう」
弥子の声には明らかに悪意が交ざっている。
「紹介する相手は琴葉じゃなくて私だけどね。ねえ、離婚届はもう書いたんでしょ? どうやって役所に提出したのか後で教えてくれる?」
以前の私なら、どうしてそんな話になっているのかと目の前が真っ白になっていたかもしれない。
だけどイベントの話をした時に保名さんが言っていたではないか。
なにを言われても気にするな、家にいてほしいと思うのはおまえだけだ、と。
「マスコミの前で正式にうちとの結婚について話すことになってるの。ほんとに聞いてなかったんだ。かわいそう」
弥子の声には明らかに悪意が交ざっている。
「紹介する相手は琴葉じゃなくて私だけどね。ねえ、離婚届はもう書いたんでしょ? どうやって役所に提出したのか後で教えてくれる?」
以前の私なら、どうしてそんな話になっているのかと目の前が真っ白になっていたかもしれない。
だけどイベントの話をした時に保名さんが言っていたではないか。
なにを言われても気にするな、家にいてほしいと思うのはおまえだけだ、と。