元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています

「特別メニュー?」

「そう。実は、この店普段のメニューとは違うケーキも出してくれるんだ」

「そ、そうなの!?」

ノエルのそんな情報に私は驚いて目を丸くする。

この店にそんなメニューがあるなんて初めて聞いた。

私だって相当常連なはずなのに…ノエルったら、どれだけ通ってるのかしら…。

「ま、楽しみにしてて」


彼にそう言われて数分後。

…た、確かに。特別メニューなだけあるわ!

私の目の前には、綺麗に盛り付けられたカラフルなケーキに、クッキー、チョコレート、スコーン、そして、サンドイッチが並ぶ。

アフタヌーンティー形式なのね。

見た目も可愛いし、何より全部美味しそうだ。


「すごい!美味しそう!」


「ノアが喜んでくれて嬉しいよ。好きなの食べていいから」


「ありがとう。それにしても特別メニューがあるなんて私、この店結構来てるんだけど知らなかったわ。エルもかなりの常連客なのね!」


「まぁね」

< 176 / 318 >

この作品をシェア

pagetop