元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
「特別メニュー?」
「そう。実は、この店普段のメニューとは違うケーキも出してくれるんだ」
「そ、そうなの!?」
ノエルのそんな情報に私は驚いて目を丸くする。
この店にそんなメニューがあるなんて初めて聞いた。
私だって相当常連なはずなのに…ノエルったら、どれだけ通ってるのかしら…。
「ま、楽しみにしてて」
彼にそう言われて数分後。
…た、確かに。特別メニューなだけあるわ!
私の目の前には、綺麗に盛り付けられたカラフルなケーキに、クッキー、チョコレート、スコーン、そして、サンドイッチが並ぶ。
アフタヌーンティー形式なのね。
見た目も可愛いし、何より全部美味しそうだ。
「すごい!美味しそう!」
「ノアが喜んでくれて嬉しいよ。好きなの食べていいから」
「ありがとう。それにしても特別メニューがあるなんて私、この店結構来てるんだけど知らなかったわ。エルもかなりの常連客なのね!」
「まぁね」