元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
お言葉に甘えて、目の前に並んだクッキーを口に運ぶ。
お、美味しい…。サクッとしてて、バターの香りもいいし。何より甘すぎなくて食べやすい。
これはルーナにも絶対教えないとだわ。
夢中になって、次に目をつけたスコーンにも手をのばした時、我に返った。
い、いけない。流石に1人で、パクパク食べちゃうのわよくない!
そう思い、チラッと目の前に座るノエルに視線を合わせると、
「あ、エルも食べてね。私ばっかり食べちゃって申し訳ないし…というか、何かとろうか??」
と、提案してみる。
「こっちは気にしなくて大丈夫だよ。君が楽しそうに食べてるの見てるだけで満足だし」
「いや、でもそういうわけには…」
「わかった、じゃあそこにあるチーズケーキもらおうかな」
「チーズケーキね!任せて」
ノエルが希望するチーズケーキをそっとお皿にとりわける。
「ありがとう、ノア」
その後は、お互い好きなものを食べつつ、アフタヌーンティーを楽しんだ。
ようやくお互いの会話がはずみ始めたタイミングで、
「そういえば、エル。この前ここで会った時に話したいって言ってたことはなんだったの?」
と、問いかけてみた。