元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
「で、でも!私だったらまぁ、最初はびっくりするでしょうけど、嬉しくないってことはないと思うけどな」
「ノアはそう思う?」
「えぇ。だって、エルは真剣に想いを伝えたのでしょう?嬉しくないはずないわ。ただ、少し受け止めるために時間は必要かもしれないけれど…」
チラッとノエルの様子を見ながら、一生懸命答える私。
「そっか…君にそう言ってもらえて安心したよ。ありがとね」
少し嬉しそうに目を細めて笑うノエルにホッと胸を撫で下ろした。
よかった、なんとか当たり障りなくアドバイスできたわ。私も、ちゃんと伝えないと…。
そもそもの目的である、今後は会えない旨をノエルに話さなくてはならないミッションが残っている。
「あ、あのね。私も実はエルに話しておかないといけないことがあって…」