元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
「ノ、ノエル…今日じゃなくても、後日でいいのよ…?」
「いや、伯爵に誤解されたままっていうのも嫌だし…それに、早くエレノアと式の日取りも決めたいしね?」
その言葉に、私は思わず赤面する。
…なんか、ノエル…態度と言葉に色々出しすぎててこっちが恥ずかしくなるわ。
「あらあら、まぁまぁ!旦那様にすぐ確認の連絡をいたしますわ!お待ち下さいませ!」
と、慌てたように客間を後にするルーナの表情が若干緩んでいるのを私は見逃さなかった。
おそらく、早馬でお父様と連絡を取るつもりだろうけど…後でルーナから質問攻めに合うのは避けられないだろう。
私は、そんな自分の未来を想像しながら、小さくため息をついたのだった。