元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
「……そのまま言葉通りですよ。彼女と仲が良いと思ってたのは私の方だけだったみたいで…その事実が受け入れ難く、この1年彼女に会いに行けなかった…」
え?どういうこと??
ノエルの言葉がうまく飲み込めず、私は彼を見つめた。
私はあなたのことちゃんと友人だと思っているわ。だから毎回手紙だって書いていたのよ…?返事は1度も来なかったけれど…。
「……」
「すみません。貴女に聞かせる話ではなかったですね。せっかくの美味しいスイーツを前に暗い話を聞かせてしまった」
急に押し黙ってしまった私にノエルは苦笑いを浮かべ、申し訳無さそうに呟いた。
「い、いえ…大丈夫ですわ。それに今日直接会いに行かれるのであればきちんとその方とお話をしたほうがよろしいのではないでしょうか?エル様がどういった経緯から友人だと思っていたのは自分だけだと思われているのかわかりませんが……もしかしたらエル様の勘違いかもしれないですし…」
そこまで話してハッとする。
エレノアの立場としては、妥当なアドバイスかもしれないが今はノアで彼とは初対面の設定だ。
踏み込んだ話をしすぎたかもしれないわ…。
もしかしたら、気分を悪くしたかもしれない。