元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています

「それはよかった。それじゃ、何食べたい?」


「うーん…迷うわねぇ。あ、でもあそこにあるマフィン美味しそうだわ。あら、あっちのお肉も美味しそうね…あ!ノエルは何にする??」


キョロキョロと、屋台を見回してみると、どこからも美味しそうな匂いが漂ってきて目移りしてしまう私。


「とりあえず、今エレノアが話してたの買ってくるからそこのベンチで待ってくれる?」


「はーい」


広場近くの噴水の横に置かれたベンチを指差し、ノエルは屋台の方に足を進める。


私も素直に、言われたベンチに腰をおろしノエルが戻ってくるのを待つことにした。


…それにしても、本当に賑わってるわね。


ベンチに座って、改めて通りを眺めると多くの人が楽しそうに行き交っている。


…お昼時だし、屋台も混んでそうね。やっぱり私もノエルと一緒に行けばよかったかしら。


そう考えていた時。



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