元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています


「ねぇ、お姉さん一人?…うわっ、めっちゃ可愛いじゃん!」

「おぉ!ほんとじゃん。てか、お姉さんこの辺では見ない顔だね?もしかして観光とか??」

突然、目の前に現れた若い二人組の男性から声をかけられた。


「…え?私…??」


パチパチと、目を見開き驚く私に対し、


「そうそう、お姉さんのこと!一人だったら俺らとご飯でもどう?」


「美味しい店知ってるんだ〜特別に奢っちゃうよ!」


ニヤニヤと不適な笑みを浮かべつつ、二人組はそんな提案をしてきた。

アカデミー時代は声なんかかけられたことないから、新鮮だわ!これが所謂ナンパというやつね!

恐怖というよりも、初めてナンパに内心ドキドキが大きい。

と、とりあえず…断らないとだわ。

そう思い、

「…えっと、人を待ってるので…ごめんなさい」


申し訳無さそうに、二人組に断りを入れた。


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