少女と過保護ーズ!![完]

「八雲さん…」


「ん?」



部屋まで連れて行く途中、辛くて瞳を瞑ってたハイネが目を開けて、こっちを見上げる。


赤く上気した頬。


潤んだ大きな瞳。



熱で苦しんでる本人には申し訳ないが、普段の幼さが成りを潜め、なんとも色っぽい。


誰にも見せられねぇな…。



「おーおー!色っぺぇじゃねぇの、チビ助!」


「!!??」


「今のチビ助なら……ヌゴッッ!?」



突然、気配もなく現れた桂。


びっくりしたのと、ハイネを見られたくなくて、桂の顔を片手でワシ掴む。



「イダダダダダダダタ!!」


「「見んじゃねぇよ」」


「チビ助まで!?」



ハイネと声がハモる。



ホント見んじゃねぇよ。コイツを見ていいのは俺だけだ。



そのまま、ペイッと桂を放り投げる。


階段に向かって。


ちなみにココは2階。



「ぬぐぁぁぁぁぁっっ!!あたしのことは遊びだったのねぇぇぇっっ!!」



何言ってんだ(呆)



「!!??」


「いや、本気にするな」
< 213 / 461 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop