少女と過保護ーズ!![完]
俺が表情を緩ませ笑えば、真っ赤な顔をさらに真っ赤にして布団で顔を隠す。



やっ、だからな、ソレがっ。



「?」



悶えてれば、ハイネが少しだけ布団から顔を出し、首を傾げる。



「ハイネも今回はちゃんと吹けたな」



前回、初めて鳴らした時は桂とのただのケンカだったからな。


鳴らないのが一番だが…。


なんだかんだで、"黒豹"一番のトラブルメーカーはハイネだ。



「……前回も真剣だったんですけどね、あたし的には」


「まぁ、一番最初ってわけにはいかなかったが…」


「ああ、海斗さん!アレはあたしもびっくりした(笑)」



ホイッスルが鳴って、コイツに何かあったのかと、気が気でなく来た道を全力で戻ってみれば、真っ先に目に入ったのはブチキレた海斗さんだった。



海斗さんが先に駆け付けてくれたことで、ハイネにケガ1つなくて安心した……が。



真っ先に駆け付け、助けるのは自分でありたかった。


ハイネのことに関しては一番でありたい……。


自分勝手な思いに呆れるも…それでも譲れない。



ハイネのことだけは。
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