少女と過保護ーズ!![完]
「八雲さん!八雲さん!」
「うん?」
「うぇっと…あっと…」
珍しいな。
言いたいことはズバッと言うハイネが口ごもるなんて。
よっぽど言いにくいことか…?
「…………………ギュッてしてもらっていいですか……?」
「ぶはっっ!!!!!!!!!!!!」
「ぶはっっ??」
「いや、なんでもない」
なんだーーー!?
この超絶
可愛い生き物はーーー!!!!
危うく…鼻血を噴くとこだった…。
「あぅ…あたしってば、何言ってんですかね……。ダメに決まって…」
滅多に引かない風邪で弱ってんな。
ハイネには悪いが…風邪万歳。
なんだかんだと甘え下手なハイネが素直に甘えてきたのだ。
「んなことぐらい、いつでもやってやる。ホラ」
……いつもやってないか、俺…?
抱っことか抱っことか抱っことか…。
なんて、思いながらも両手を広げて言うと、パァッと嬉しそうに笑ってハイネが手を伸ばしてくる。
起き上がれないのか……。