青に抱かれて

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「丸1日何も食べてないとか、そりゃぶっ倒れるに決まってんだろ!っていうか、お腹空いて死にかかってるやつ、初めて見たわ!」

「ジーノ、喋ってないで、冷蔵庫から水持ってこい」

「はいはい」




彼ら二人のやり取りを聞きながら、私はラザニアを頬張っていた。



どうやら、ここはレイの家らしい。

正確に言えば、レイと、私を助けてくれたジーノ、そして今は留守中のシルヴェという人の3人のシェアハウスらしい。


お腹が空いて死にそうになっていた私を、レイがリビングまで案内してくれて、ラザニアを温めてくれたのだ。




「はいよ、水」

「ありがとう」



コップの水をごくりと飲み、「ふぅ」と息を吐く。


ラザニアと水が、空っぽだった胃を充していく。

最後に食べた食事は、確か機内食だった。

あれから丸1日なにも口にしてないんだから、そりゃ空腹で死にそうにもなる。



さっきまで、空腹でキリキリ痛んでいたみぞおちの痛みは消えていた。

ついにで頭痛の痛み止めも飲んだおかげで、頭が割れるような痛みもない。



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