青に抱かれて




「それにしても、ジーノが君をおぶって帰ってきて驚いたよ」と、レイが苦笑をこぼしている。

「いや、俺も、まさかお前が依頼したジュエリーマスターを偶然助けるとは思ってもみねぇよ」





昨日、ジーノに助けられた直後に気を失った私。


困り果てたジーノは、そのまま放っておくわけにも行かないし、とりあえず家から近かったから、私をおぶって帰ったらしい。

出迎えたレイは、ホテルで別れたはずの私が、なぜか気を失って家にやってきて、おっかなびっくり。



起きる気配ないから、そのままベッドで寝かせて、一晩が明けて、今に至る。





時計の針は9時半を指していた。

めちゃくちゃ寝て、お腹も満たせたおかげで、体力は復活。



本当だったら、今日は12時から会って、今後の仕事のことを色々話す予定だったけど、

予定変更ということで、ラザニアを平らげた私は、ソファでレイとジーノを向かい合って、契約書にサインをする。



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