青に抱かれて
もちろん、地下経済では違法取引される宝石が多く、密輸も多い。
そこで、レイは、ジュエリーマスターである私に依頼を持ちかけたわけだ。
つまり危険を伴うし、いつブラックダイヤモンドを発見できるかも分からない。
先が不透明すぎる依頼内容のため、破格の報酬額になっているのだ。
ーー本当であれば、こんなグレーゾーンの依頼を受けるべきではない。
だけど、今はとにかくお金を稼がなければならない理由があるーー。
「ーーそれで、なんで俺たちがブラックダイヤモンドを辿っているのか、その理由なんだけど」
「えっと、それ、私聞いてもいいんですか…?」
クライアントの事情には根掘り葉掘り聞かずに、線引きをするのが一応ルールなんだけど。
「ん、いいよ?だってその方が安心だろう?これから一緒に過ごす俺たちの事情知っておいたほうが」
「え、あ、まあ」
「まず目的についてなんだけど、一番の目的は違法犯罪組織の抹殺」
ーーい、いきなり恐ろしい単語が……