青に抱かれて
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ホテルまでレイが送ってくれることになって、
二人肩を並べて、運河沿いの石畳を歩く。
午後の日差しは強く、運河の水面もきらきらと太陽の光を反射させて眩しかった。
ヨーロッパの人はみんなサングラスをしている印象が強いけど、すれ違う観光客もやはりみんなサングラスをかけている。
かくいうレイも、サングラスをつけていて、めちゃくちゃサマになっている。
(ーー私もサングラス買おうかな、目痛いし)
あ、あと日焼け止めも追加で買おう。
こっちじゃ、日傘さす文化ないから、日に焼けるんだよなぁーー
「ーーあぶない」
ーーぐいっ
不意に、レイが私の肩を抱き寄せて、彼の身体に密着する。
考え事をしているうちに、すれ違う人と危うくぶつかりそうになっていたらしい。
「あ、ありがとうございます」
「ん」と彼が短く答えたあと、
「なにか考え事?」と尋ねられた。