天敵御曹司は純真秘書に独占欲を刻み込む~一夜からはじまる契約結婚~
「佐知、もっと飲んで。男なんて必要ない!」
そういう舞子も酔っているようで、クスクスと笑いながら私のグラスを指さす。
言われて私は残っていたワインを流し込んだ。
「二件目行こう! お腹いっぱいだし少しおしゃれなところ。そういえば会社の近くに行きたいお店見つけたの」
楽しくなってきたがまだ記憶はあるし大丈夫、そう思いながら私は舞子とお店を出ると、場所を変更するためにタクシーをとめた。
そして見つけていたおしゃれな地下Barへ入るとカウンターへと腰を下ろした。
週末の店内は込み合っていて、アルコールと人々の熱気がこもり、少し暗い店内は大人の雰囲気だった。
初めての場所とその空気感に少し気後れしつつも、それをごまかすように私はカクテルを注文しおいしく飲み干した。