天敵御曹司は純真秘書に独占欲を刻み込む~一夜からはじまる契約結婚~
「じゃあ、足が治ったら今度はちゃんと酔ってないときに最後まで……お願いします」
恥ずかしくて俯いて呟いた私だったが、いきなり無言になった彼に不安になりチラリと見上げれば、そこには真っ赤な顔をした龍一郎さんがいた。
「見るな」
そう言われても、あのクールで冷徹な龍一郎さんのこんな意外な顔を見ないわけにはいかない。
そんな思いで見上げていれば、不意に目の前が真っ暗になる。
激しくキスをされたことにすぐ気づくも、すぐに龍一郎さんのペースになってしまう。
「んっ……!」
つい甘ったるい声が出てしまい、淫らな水音が響き浅ましくも箱根の夜を思い出してしまう。
しかし、すぐにその熱は離れていった。