天敵御曹司は純真秘書に独占欲を刻み込む~一夜からはじまる契約結婚~

そんな感じで数日過ごし、週末の金曜日、仕事の前に私はもう一度小野田病院の診察室にいた。

もうまったく痛みもないが、望月先生が念のために見せに来て欲しいといったことと、心配性の龍一郎さんを安心させるためだ。

「もう大丈夫ですよ」

担当医のその言葉に私は頭を下げると、隣の龍一郎さんを見上げた。

「これで安心ですか?」
少し笑いながら言えば、龍一郎さんは何も言わなかったがそれは照れ隠しのように見える。

「今日は快気祝いで外食にでも行こうか」
会社へ向かう車の中で龍一郎さんが口を開いた。

「本当ですか?」
その気持ちが嬉しくて、私が彼を見れば柔らかく笑顔を向けたくれた。

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