天敵御曹司は純真秘書に独占欲を刻み込む~一夜からはじまる契約結婚~
そっと勇気を出して綺麗な龍一郎さんの頬に触れれば、ピクリと驚いたように龍一郎さんの肩が揺れた。
「佐知……」
自分の名前がこれほど甘く響いたのは始めたかもしれない。
龍一郎さんはベッドサイドに置いていたミネラルウォーターを口に含むと、そのまま私に口移しでそれを飲ませる。
その官能的な行動に私は驚きながらも、それをごくりと飲み込んだ。
そのまま龍一郎さんは私にキスを仕掛けてくる。苦しくなり口を開けばすぐに彼の舌が入り込んできて余計に甘ったるい声が出てしまう。
「んっ……」
こんなキスを覚えていなかったなんて。あの初めの夜を思い出そうとするも、すぐに思考が奪われていく。
淫らな音が部屋に響き、ドキドキが止まらない。