地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
「……だから、やっぱ結構……いや、かなり緊張したんだぜ?」
「久保くん……」
「でも、やっぱちゃんとしたかったからよ……俺が告白すんの、待っててくれてありがとな」
「っ!」
気恥ずかしそうにはにかんだ表情に、胸から溢れる思いが止まらない。
あたしはその思いのまま、抱きついた。
「っ⁉ み、美来⁉」
突然抱きついたあたしに、久保くんは一瞬硬直して驚きの声を上げる。
きっとまた顔を真っ赤にして慌てさせちゃってるんだろうなって思った。
あたしが風邪を引いた後から、触れるだけで逃げ出しちゃうようになった久保くん。
今は少しは慣れたのか、側にいて話すだけなら普通に接することが出来るようになった。
どうしてなんだろうと思っていたけれど、まさか触れれば消えてしまいそうな妖精みたいに思われてたなんて……。
でも。
「あたしはいなくならないよ。こうして抱き締めても、消えたりなんかしないから」
久保くんの胸に埋めた顔を上げて赤い顔を見た。
「告白してくれてありがとう」
「っ!」
短く息を吸い込んだ久保くんは、ゆっくりあたしの背中に腕を回す。
そのまま優しく抱き締めてくれた。
「好きだ……本当に、どうしていのか分からないくらい……好きだ、美来……」
「うん、あたしも。久保くんが好き……」
そうしてあたしたちは他に人が通るまでそのまま抱き合っていた。
「久保くん……」
「でも、やっぱちゃんとしたかったからよ……俺が告白すんの、待っててくれてありがとな」
「っ!」
気恥ずかしそうにはにかんだ表情に、胸から溢れる思いが止まらない。
あたしはその思いのまま、抱きついた。
「っ⁉ み、美来⁉」
突然抱きついたあたしに、久保くんは一瞬硬直して驚きの声を上げる。
きっとまた顔を真っ赤にして慌てさせちゃってるんだろうなって思った。
あたしが風邪を引いた後から、触れるだけで逃げ出しちゃうようになった久保くん。
今は少しは慣れたのか、側にいて話すだけなら普通に接することが出来るようになった。
どうしてなんだろうと思っていたけれど、まさか触れれば消えてしまいそうな妖精みたいに思われてたなんて……。
でも。
「あたしはいなくならないよ。こうして抱き締めても、消えたりなんかしないから」
久保くんの胸に埋めた顔を上げて赤い顔を見た。
「告白してくれてありがとう」
「っ!」
短く息を吸い込んだ久保くんは、ゆっくりあたしの背中に腕を回す。
そのまま優しく抱き締めてくれた。
「好きだ……本当に、どうしていのか分からないくらい……好きだ、美来……」
「うん、あたしも。久保くんが好き……」
そうしてあたしたちは他に人が通るまでそのまま抱き合っていた。