地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
そうしてごくんと飲み込むと、二人に笑顔で「ごちそうさま」「ありがとう」と声をかける。
「っ!」
「あ、ああ……」
するとなぜか二人とも口元に手を当ててあたしから目を逸らしてしまう。
どうしたんだろう?
にしてもそんな姿もそっくりなんだねぇ。
なんて思いながら正面を見ると、向かい側に座っているしのぶと奏が見えた。
しのぶは目をこれでもかというほどに開いて驚きを表している。
奏は目を閉じてしわの寄った眉間をもみほぐしていた。
「……!」
二人の反応に、あたしは今の行為が周囲にどう見えるかを理解する。
やってしまったーーー!!
前の学校では良く友達が「美来、これあげるよ。ほら、あーん」とかやってくれてたからつい!
周囲に意識を向けると案の定敵意をバシバシ感じる。
これは、本当に警戒しておいた方がいいかもしれない。
にしてもあたし何しちゃってるのよ本当に!
うっかり過ぎるでしょう!
そう反省していると、しのぶがぽつりと呟いたのだった。
「……美来って、天然人たらし?」
って。
「っ!」
「あ、ああ……」
するとなぜか二人とも口元に手を当ててあたしから目を逸らしてしまう。
どうしたんだろう?
にしてもそんな姿もそっくりなんだねぇ。
なんて思いながら正面を見ると、向かい側に座っているしのぶと奏が見えた。
しのぶは目をこれでもかというほどに開いて驚きを表している。
奏は目を閉じてしわの寄った眉間をもみほぐしていた。
「……!」
二人の反応に、あたしは今の行為が周囲にどう見えるかを理解する。
やってしまったーーー!!
前の学校では良く友達が「美来、これあげるよ。ほら、あーん」とかやってくれてたからつい!
周囲に意識を向けると案の定敵意をバシバシ感じる。
これは、本当に警戒しておいた方がいいかもしれない。
にしてもあたし何しちゃってるのよ本当に!
うっかり過ぎるでしょう!
そう反省していると、しのぶがぽつりと呟いたのだった。
「……美来って、天然人たらし?」
って。