望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~

『そうよね……」
キュッと唇を噛んで、絢美は何かを考えるような表情を浮かべたままそう呟いた。

『何か思い当たることでもあるのか?』
『なんとなく女の感? 連絡が取れない時間がよくあるのよ』
その時は俺はドクターなんだから、電話が取れないことぐらいあると諭した。

しかし、やはり可愛い妹のために、彼の身辺調査を始めれば俺は目を疑うような調査報告が上がってきた。

それはもう、結婚式を数日後に控えた日のことだった。

【長年付き合っている女性がいた】その名前を見たときの衝撃は今でも忘れない。
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