望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~
そんなことがあり、今日は大林を呼び出した。
絢美に細かくは説明をしなかったが、女癖が悪いという調査報告が来たと伝えれば、ただ静かに頷いただけだった。
ケジメを付けるためにも、家の中ではなく外で話したいという絢美の願いで、俺は大林を呼び出し待ち合わせをしたのだ。
何も知らないのだろう。誠実そうな表情で笑う大林に苛立ちが募る。
「どうしたんだい? 春樹君。可愛らしい顔がなぜか怖く見えるよ」
大林の唇が弧を上げる。それすらイラついてしまう。
なんとかそこでの言葉を飲み込むと、絢美とも待ち合わせをしているカフェに二人で入った。
そして、俺は単刀直入に話を切り出す。
「絢美が別れて欲しいそうです」
「は?」
大林は心底意味が解らないと言った表情を浮かべた。
「なんだい? 急に。どうして君から?」
「絢美も来ますが、待ち合わせの時間をわざと遅く伝えました」
そう、こんな生々しい話を絢美には聞かせたくはない。自分がいいように使われ、愛情など何もなかったそんなことを知れば、これからの恋愛に支障がでるだろう。
絢美に細かくは説明をしなかったが、女癖が悪いという調査報告が来たと伝えれば、ただ静かに頷いただけだった。
ケジメを付けるためにも、家の中ではなく外で話したいという絢美の願いで、俺は大林を呼び出し待ち合わせをしたのだ。
何も知らないのだろう。誠実そうな表情で笑う大林に苛立ちが募る。
「どうしたんだい? 春樹君。可愛らしい顔がなぜか怖く見えるよ」
大林の唇が弧を上げる。それすらイラついてしまう。
なんとかそこでの言葉を飲み込むと、絢美とも待ち合わせをしているカフェに二人で入った。
そして、俺は単刀直入に話を切り出す。
「絢美が別れて欲しいそうです」
「は?」
大林は心底意味が解らないと言った表情を浮かべた。
「なんだい? 急に。どうして君から?」
「絢美も来ますが、待ち合わせの時間をわざと遅く伝えました」
そう、こんな生々しい話を絢美には聞かせたくはない。自分がいいように使われ、愛情など何もなかったそんなことを知れば、これからの恋愛に支障がでるだろう。