望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~

「昨日からずっと僕眠ってないんです。口が滑らないようにがんばりますね」
「ちょ!」
つい声を上げてしまい、私は慌てて口を閉じる。
冷静沈着と言われている私だが、彼の前では調子が乱されっぱなしだ。

「嘘です。昨日からずっと勤務だったんで、今日はもう上がりです。お疲れ様でした」
それだけを言うと望月先生は足早にトレーを持って行ってしまった。

なんだかペースが狂いっぱなしだが、すっかりうどんを平らげていた自分に小さく息を吐く。
心配をしていた結衣くんの話を聞けただけよかったと思うと、私は仕事に戻った。

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