望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~

「じゃあどうするんですか? また泊めてくれるんですか?」
「それは……」
あの時とは望月君に対する見方が全く違う。可愛いだけではないことを知ってしまった。
ドクンと胸が音とを立てる。何もない保証はあるのだろうか。

「言っておくけど、俺だって男だし、こんな弱ってる柚葉さんちょろいですよ」
初めて聞く、”俺”という言葉に私は目を見開いた。
いつものかわいらしさなどどこにもなく、いつも額にかかっている前髪を上げれば一気に大人っぽく見えた。
どこからどう見ても、大人の男の人の魅力全開の彼に、私はただ呆然と彼を見ながら呟く。

「ごめんなさい……」

彼は何も言わないが、その表情からどんな感情なのか計り知れない。
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