望月先生は甘くない ~年下ドクターの策略~
仕事が終わり、スマホを見れば望月先生から連絡が届いていた。
私のほうが早く終わるとわかっていたようで、19時に迎えに行くと書いてあった。
今更断る理由もなく、私は了解とだけ返事をすると家へと急ぐ。
別にこのままでも出かけられるが、汗をかいたこともあってシャワーを浴びたかった。
身だしなみ。自分でそう言い聞かせると私は電車へと乗り込んだ。
数十分で家へとつくと、シャワーを浴びた後、クローゼットを開けて頭を悩ませる。別にデートではない。
着飾る必要などないが、あの彼の隣にあまりにも似つかわしくない自分がいるのも嫌だ。
そう思い、普段はモノトーンの服ばかりを着ているが、珍しく濃いブルーのワンピースを選ぶ。
髪も仕事中は束ねているのを、ハーフアップにした。少しの恥ずかしさでキュッと唇を噛んで鏡を見ていると、スマホが音を立てる。