婚約破棄は構いませんが、後ろ盾をなくした皇太子がどうなるかご存知? ~を、ループする~【短編】
「いつか、私と婚約破棄してミリアさんと婚約をしようと思ったこともあるのでは?ですから、私から先に婚約を破棄させていただきました……。それで、今後なのですが」
 記憶では、庶民であるミリアの婿として殿下が降下したことで酷いことが起きた。
「アンドリュー様には、新しい公爵として王都の南側の領地を治めていただくことになるかと思います。もちろん、公爵と結婚するためにミリアさんには伯爵家へと養子にはいっていただきます」
 こうすることで、アンドリュー殿下は荒れることもないだろう。ミリアは庶民ではなくなる。
 元王子が庶民を惨殺し、それを王家の監視員が見殺しにすることが革命の発端となったのだ。
 それがなくなる。

 ――。
「国を乗っ取っとりをたくらんだ悪役令嬢と魂を奪われた第二王子を倒せ!」
 アンドリューを正式な王位継承者だと担いだ一派と、王室がぶつかった。
 多くの兵も民も血を流、国が荒れた。
 そして、隣国が疲弊した我が国を侵略するチャンスだと戦争を仕掛けてきて、我が国は滅びの道を歩む。
 ダメだった。
 やり直しても……ダメだった。
 敵国の男たちが私を汚そうと周りを囲んだその時、舌を噛んだ。
 まだ、第二王子と触れ合ってもいないのに……。
 汚されたくなかった。
 命の炎が消えようとするときに、声が聞こえた。

 リセット
 
 
 

================あとがき============
最後までご覧いただきありがとうございます。
こちらの作品は「短編10本ノック企画」1本目となります。
幸せな結末を迎えるまで、ひたすらループする系です。
少しずつ未来を変えていき、何度も何度も懸命に運命を変えていこうとする物語。
ちょっとこの先も書いてみたいと思いつつ、今回は短編企画ということで終わりです。

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