訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜

「その人?…は、もしかして、栞と同じ力を持ってるのか?」
「そう、みたい」
「そうか…。で、話したい事は何だ?」
「…何から話せばいいのか
 私もまだよく分かってないんだけど、…異世界が存在するって言えばいいかな」
「……異世界?」
「うん」

楼がソルを見る

「っつう事は…。その人?は、異世界の人なのか?」
「うん」
「じゃあ何で、異世界の人がここに、栞と居るんだ」
「んとね、異世界の国の王…国王が言ってたんだけど
 私は、異世界で亡くなった国王の養子の生まれ変わりなんだって」
「「「……………は?」」」
「ソルは、私の従者なんだって」
「「「……………へ?」」」
「朝の鍛練してる最中にソルが現れて、突然異世界に連れられて
 国王と少し話して、戻ってきた」
「「「…………」」」
「とりあえず、これが朝の出来事」
「「「はぁああああああああ!?!?!?」」」

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