訳あり無表情少女と一途な旦那 〜異世界編〜

「俺は紫音、栞姉さんと血の繋がった弟です
 でも姉さんみたいな力は持ってない、でも見ての通り左目は青色です
 これは、姉さんの転生?に関係してるんでしょうか…」
「シオンさん、…確かに貴方には特別な力は無い様です
 左目は、シオリ様が転生された際の影響によるモノかと
 簡単に言えば、色が他の方と違うだけです」
「じゃあ、何で赤色じゃなく、青色なんでしょう」
「さあ?」
「…」

皆がおいっ!的なリアクションをしてる

「でも、その色がお気に召さないのでしたら
 私の力で他の方と同じに出来ますが…?」
「…」

紫音は視線を下げ、考えてる
でもすぐに顔を上げ

「いえ、大丈夫です」
「紫音…」

蓮や楼が心配そうに見つめてる

「…いいの?」
「うん、今まで色んな事はあったけど…。もう大丈夫」

ソルが咳払いし

「話を戻しても?」
「あ、すみません。お願いします」
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