誘惑の延長線上、君を囲う。
美鈴ちゃんが勤務している3号店に仕事で立ち寄った。美鈴ちゃんに会う前に腫れぼったい目がいつも通りに戻って良かった。余計な詮索をされなくて済む。
「佐藤さん、何だかイライラしてません?入力の仕方が激しいから」
「え?そうかな?」
お客様が途切れた時に美鈴ちゃんが私に近寄り、話し掛けてきた。店舗にあるデスクトップPCから作業をしていると、美鈴ちゃんに指摘を受ける。確かに入力中に日下部君の事を思い出しては、指に力が入っていたかもしれない。
啖呵をきったのは良いけれど、あれから伊能さんからは連絡は無い。本当に私と一緒にクリスマスを過ごしたいと思ってくれているのか、と疑問に思う程にメッセージも何も無し。忙しいのかな?……それとも私が告白の返事もしてないから気まづいのかな?
「佐藤さんがイライラしてる時は勝手に日下部さん絡みだと思ってます。そんな時は大抵、日下部さんもイライラしてますから。二人共、同じなんです。イライラしてると異様に入力の仕方が荒いし、マウスもカチカチし過ぎるし。こう言ったらなんですけど……、分かりやすいし似たもの同士な感じがしますよ」
「はぁ?私と日下部君が似てる?ないないない、それは無いでしょー」
美鈴ちゃんは笑いながら、「本人達が気付かないだけで似てますよ。普段は仕事がキッチリしてるのに、仕事以外の事が頭に残っている日は凡ミスしてるし、上機嫌の時は分かりやすくてお菓子のお土産くれます。仕事上では怒られる日もありますけど、ムチと飴の使い方が上手いし……」と私に向かって言ってきた。
「佐藤さん、何だかイライラしてません?入力の仕方が激しいから」
「え?そうかな?」
お客様が途切れた時に美鈴ちゃんが私に近寄り、話し掛けてきた。店舗にあるデスクトップPCから作業をしていると、美鈴ちゃんに指摘を受ける。確かに入力中に日下部君の事を思い出しては、指に力が入っていたかもしれない。
啖呵をきったのは良いけれど、あれから伊能さんからは連絡は無い。本当に私と一緒にクリスマスを過ごしたいと思ってくれているのか、と疑問に思う程にメッセージも何も無し。忙しいのかな?……それとも私が告白の返事もしてないから気まづいのかな?
「佐藤さんがイライラしてる時は勝手に日下部さん絡みだと思ってます。そんな時は大抵、日下部さんもイライラしてますから。二人共、同じなんです。イライラしてると異様に入力の仕方が荒いし、マウスもカチカチし過ぎるし。こう言ったらなんですけど……、分かりやすいし似たもの同士な感じがしますよ」
「はぁ?私と日下部君が似てる?ないないない、それは無いでしょー」
美鈴ちゃんは笑いながら、「本人達が気付かないだけで似てますよ。普段は仕事がキッチリしてるのに、仕事以外の事が頭に残っている日は凡ミスしてるし、上機嫌の時は分かりやすくてお菓子のお土産くれます。仕事上では怒られる日もありますけど、ムチと飴の使い方が上手いし……」と私に向かって言ってきた。