誘惑の延長線上、君を囲う。
「蛍か……。初めて見るかも」
「祖父母の家が地方にあるの。そこに川があって、すっごく綺麗な蛍達が見られたの。残念ながら、今はもう祖父母は亡くなってしまったから、地方に行く事も無くなってしまったのだけど……」
「そっか。じゃあ、そろそろ、行こうか?」
不意に微笑んだ日下部君に手を引かれ、私達はビアガーデンを後にした。一旦、部屋に戻り、虫除けスプレーを身体に振りかけてサンダルからスニーカーへと履き替えた。
ホテルの係員に先導され、場所に向かう。21時までが入場時間だったらしく、滑り込みセーフ。カップルや家族連れがぞろぞろと列を成して向かっていた。
「きゃっ!」
「どうしたの?」
「足元に何かが張り付いた!か、蛙だ……!」
「大丈夫か?ほら、足元も薄暗いから気をつけて」
アンクル丈のパンツを履いていて、肌が露出している部分にピタッと何かが張り付き、変な声を上げてしまった。蛙は触れなくはないが、不意打ちに出てくるのは苦手だし、感触は苦手。日下部君はそっと手を繋いでくれて、再び歩き出した。
ホテルから出て、少し歩いた場所に川岸がある。足元にある小さなライトと月明かりを頼りに木で出来た通路を歩いていく。周りには水芭蕉の群生地との看板もある。
「祖父母の家が地方にあるの。そこに川があって、すっごく綺麗な蛍達が見られたの。残念ながら、今はもう祖父母は亡くなってしまったから、地方に行く事も無くなってしまったのだけど……」
「そっか。じゃあ、そろそろ、行こうか?」
不意に微笑んだ日下部君に手を引かれ、私達はビアガーデンを後にした。一旦、部屋に戻り、虫除けスプレーを身体に振りかけてサンダルからスニーカーへと履き替えた。
ホテルの係員に先導され、場所に向かう。21時までが入場時間だったらしく、滑り込みセーフ。カップルや家族連れがぞろぞろと列を成して向かっていた。
「きゃっ!」
「どうしたの?」
「足元に何かが張り付いた!か、蛙だ……!」
「大丈夫か?ほら、足元も薄暗いから気をつけて」
アンクル丈のパンツを履いていて、肌が露出している部分にピタッと何かが張り付き、変な声を上げてしまった。蛙は触れなくはないが、不意打ちに出てくるのは苦手だし、感触は苦手。日下部君はそっと手を繋いでくれて、再び歩き出した。
ホテルから出て、少し歩いた場所に川岸がある。足元にある小さなライトと月明かりを頼りに木で出来た通路を歩いていく。周りには水芭蕉の群生地との看板もある。