誘惑の延長線上、君を囲う。
おにぎりを食べ終わって一息ついてから温泉街に向かう。温泉街は昨日のホテルの周りとはまた異なる、まったりとした雰囲気を醸し出していた。
今夜は老舗の高級旅館を予約した。日下部君が今回の旅行分を全部払うと言っていたが、毎回支払って貰っているし、私の気も済まない為に今回は折半する事に取り決めをした。だから思う存分、楽しむ事にしている。本当は私が全額支払いたい位だが、日下部君がそれを許さないから、せめてもの折半。
私達はチェックインをしてから、温泉街をブラブラする。お饅頭屋さんはないけれど、和菓子屋さんがあるらしい。黒を基調とした麗しい外観の和菓子屋に引き寄せられ、日下部君と入る事にした。バイトの美鈴ちゃんへの個人的なお土産は可愛いキャンドルにしたけれど、バイトの子達が皆で食べるお土産は和菓子にしようかな?でも、若い子は和菓子は好きじゃないかな?
「美鈴ちゃん達へのお土産は何にしようかな?美味しそうな和菓子があるけど、食べないかな?」
「あの子、抹茶味が好きだって言ってたぞ。抹茶のカステラとかは?こっちの抹茶と通常のカステラが入ってるのが良いんじゃない?通常のもあれば、他の子も食べるよ」
和菓子をじっくり見ていると日下部君が覗き込んだ。そうか、美鈴ちゃんは抹茶好きなのか。それは知らなかった情報だ。
「俺は誰にも旅行行くとか言ってないから、会社には買って行かない」
「……とか言いつつ、リサーチしてるじゃん!」
「どうせ、琴葉が買って行くんだろうなと思ったからな」
今夜は老舗の高級旅館を予約した。日下部君が今回の旅行分を全部払うと言っていたが、毎回支払って貰っているし、私の気も済まない為に今回は折半する事に取り決めをした。だから思う存分、楽しむ事にしている。本当は私が全額支払いたい位だが、日下部君がそれを許さないから、せめてもの折半。
私達はチェックインをしてから、温泉街をブラブラする。お饅頭屋さんはないけれど、和菓子屋さんがあるらしい。黒を基調とした麗しい外観の和菓子屋に引き寄せられ、日下部君と入る事にした。バイトの美鈴ちゃんへの個人的なお土産は可愛いキャンドルにしたけれど、バイトの子達が皆で食べるお土産は和菓子にしようかな?でも、若い子は和菓子は好きじゃないかな?
「美鈴ちゃん達へのお土産は何にしようかな?美味しそうな和菓子があるけど、食べないかな?」
「あの子、抹茶味が好きだって言ってたぞ。抹茶のカステラとかは?こっちの抹茶と通常のカステラが入ってるのが良いんじゃない?通常のもあれば、他の子も食べるよ」
和菓子をじっくり見ていると日下部君が覗き込んだ。そうか、美鈴ちゃんは抹茶好きなのか。それは知らなかった情報だ。
「俺は誰にも旅行行くとか言ってないから、会社には買って行かない」
「……とか言いつつ、リサーチしてるじゃん!」
「どうせ、琴葉が買って行くんだろうなと思ったからな」