砂漠の国でイケメン俺様CEOと秘密結婚⁉︎
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それから、大橋さんは『とりあえず、林室長に事情を説明する』と言って、大急ぎでこのインペリアルルームから出て行った。

あたしも一緒に行こうとすると、ラジュリーからがっちりと引き止められた。

大橋さんは、『新婚さんだからね、僕がちゃんと説明しておくから大丈夫だよ』と苦笑しながら去って行った。

今晩は、ムフィードさんの機転と手配で、大橋さんもこのホテルで宿泊することになったからよかった。

砂漠での「夜のドライブ」は危険極まりないからだ。

ムフィードさんは、ラジュリーの乳兄弟だと聞いたが、幼い頃から勉学を共にしてきて、イギリスへの留学にも同行したらしい。

今は弟と二人で、彼の「侍従」の仕事をしているそうで、
『任務のため、そちらの会社に通訳として入りました。スパイのようなことをして申し訳ありません』
と、深々と謝られてしまった。

そして、砂漠へ行く時点で、実はムフィードさんの奥さんのファティマさんがあたしの「侍女」、運転手をしてくれていたワファーさんがあたしの「専属護衛」に任命されていて、あたしもすでに「王族」の扱いになっていたと言う。


「……ねぇ、『ラジュリー』ってどういう意味なんですか?」

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