秘密に恋して~国民的スターから求愛されています~
夕飯を食べ終えて、私たちはソファに座ってくつろいでいた。
お風呂も入り終えてあとは寝るだけだ。
適当にテレビのチャンネルを変えていると、拓海とアンナさんの映像が流れていた。今日はドラマの放送日だった。
しまった、そう思ってチャンネルを変えようとした。
「っ…」
なのに、タイミング悪く、二人のキスシーンが流れてしまって動揺した私は手からリモコンを滑り落してしまう。
拓海がすぐにそれを拾い、テレビを消した。
付き合う前なら、彼の主演作品はすべてチェックしていた。
リアルタイムで見ることが出来ないなら、録画はマストだったし、そんなふうに彼を応援していたのに、今はできなかった。
「ごめん、…えっと…」
急に無音になった室内で、拓海と見つめ合う。
拓海は、狼狽する私の肩を掴む。思いのほかその力が強くてビクッと体を揺らした。
「嫌だよね。わかってる」
「違う!嫌っていうか…びっくりしただけ…」
嫌なんて言ったらもう芸能界やめてくるって言いだしてしまいそうだからそれは言えない。早く慣れてくれるといいのに、と自分の感情に不満を心の中で呟く。
彼が明るい声で話す。
「そうだ。デートしよう。来週休みあるから」
「デート?でも…写真とか撮られたら…」
「変装していけば大丈夫。沙月に寂しい思いさせてると他の男に簡単にもっていかれそうで」
そんなわけないじゃない、というと彼は急にふっと笑みを消す。
「マサトがしつこいんだ」
「しつこい?」
「沙月のこと気にしてるみたい」
気にしてる、それがどういう意味なのかいまいちわかっていない。
「それに沙月だって昔、マサトのことテレビで見てかっこいいって言ってたじゃん」
「え?そんなこと言ったっけ?」
「言ったよ。俺、そういうの忘れないから」
心臓の鼓動が速くなり、つい視線をそらした。
お風呂も入り終えてあとは寝るだけだ。
適当にテレビのチャンネルを変えていると、拓海とアンナさんの映像が流れていた。今日はドラマの放送日だった。
しまった、そう思ってチャンネルを変えようとした。
「っ…」
なのに、タイミング悪く、二人のキスシーンが流れてしまって動揺した私は手からリモコンを滑り落してしまう。
拓海がすぐにそれを拾い、テレビを消した。
付き合う前なら、彼の主演作品はすべてチェックしていた。
リアルタイムで見ることが出来ないなら、録画はマストだったし、そんなふうに彼を応援していたのに、今はできなかった。
「ごめん、…えっと…」
急に無音になった室内で、拓海と見つめ合う。
拓海は、狼狽する私の肩を掴む。思いのほかその力が強くてビクッと体を揺らした。
「嫌だよね。わかってる」
「違う!嫌っていうか…びっくりしただけ…」
嫌なんて言ったらもう芸能界やめてくるって言いだしてしまいそうだからそれは言えない。早く慣れてくれるといいのに、と自分の感情に不満を心の中で呟く。
彼が明るい声で話す。
「そうだ。デートしよう。来週休みあるから」
「デート?でも…写真とか撮られたら…」
「変装していけば大丈夫。沙月に寂しい思いさせてると他の男に簡単にもっていかれそうで」
そんなわけないじゃない、というと彼は急にふっと笑みを消す。
「マサトがしつこいんだ」
「しつこい?」
「沙月のこと気にしてるみたい」
気にしてる、それがどういう意味なのかいまいちわかっていない。
「それに沙月だって昔、マサトのことテレビで見てかっこいいって言ってたじゃん」
「え?そんなこと言ったっけ?」
「言ったよ。俺、そういうの忘れないから」
心臓の鼓動が速くなり、つい視線をそらした。