秘密に恋して~国民的スターから求愛されています~
ベッド横に置いてある椅子に腰かけ、私と同じ目線になる。変装もせずにここまで来た彼がどれほどまでに私を心配していたかわかる。
「マサトさんは…?」
「多分大丈夫だけど、女を止めるために怪我はしてるみたい」
「今、どこに?」
「後でここに来るって言ってたけど…マネージャーが付き添ってた」
「…そうなんだ」
力なくそう言って私は項垂れる。
マサトさんが助けてくれなかったら、私はどうなっていたのかわからない。
そして同時に、彼が負わなくてもいい傷を負ってしまったのも事実だ。
タイミングよく病室のドアをノックする音が聞こえ、私と拓海の視線が同時にドアへ向く。
「よう、そっちは大丈夫?」
「マサト…」
入ってきたのは、両手包帯で処置されたマサトさんだった。
涼しい顔をして片手をあげ病室へ入ってくる彼にすぐにごめんなさい、と謝罪した。
「悪いのはお前じゃないじゃん。災難だったなぁ。ああいうの多いけど実際刺すっていうのは初めて見た」
「怪我は?!」
「あぁ、大したことない。持ってた包丁掴んだ時に怪我しただけ。まぁしばらくは撮影できないけど」
「…すみません、私のせいで…」
辺りを見渡し、折り畳みのパイプ椅子を拓海の隣に置いてそこへ腰かける。
「マサト、ごめん。怪我させて…」
「あー、だから大したことねぇって」
「…撮影は?延期?」
「俺の出るところだけな。まぁ今の映画撮影は主演じゃないから大丈夫。そんなことより、須永さん探してたぞ」
「須永さんが?ちょっと電話かけてくる」
「ったく、連絡ぐらいしろよ」
拓海がすぐ戻る、と言って病室を出る。
残された私はマサトさんの目を見ることもできず、布団を強く握る。
「マサトさんは…?」
「多分大丈夫だけど、女を止めるために怪我はしてるみたい」
「今、どこに?」
「後でここに来るって言ってたけど…マネージャーが付き添ってた」
「…そうなんだ」
力なくそう言って私は項垂れる。
マサトさんが助けてくれなかったら、私はどうなっていたのかわからない。
そして同時に、彼が負わなくてもいい傷を負ってしまったのも事実だ。
タイミングよく病室のドアをノックする音が聞こえ、私と拓海の視線が同時にドアへ向く。
「よう、そっちは大丈夫?」
「マサト…」
入ってきたのは、両手包帯で処置されたマサトさんだった。
涼しい顔をして片手をあげ病室へ入ってくる彼にすぐにごめんなさい、と謝罪した。
「悪いのはお前じゃないじゃん。災難だったなぁ。ああいうの多いけど実際刺すっていうのは初めて見た」
「怪我は?!」
「あぁ、大したことない。持ってた包丁掴んだ時に怪我しただけ。まぁしばらくは撮影できないけど」
「…すみません、私のせいで…」
辺りを見渡し、折り畳みのパイプ椅子を拓海の隣に置いてそこへ腰かける。
「マサト、ごめん。怪我させて…」
「あー、だから大したことねぇって」
「…撮影は?延期?」
「俺の出るところだけな。まぁ今の映画撮影は主演じゃないから大丈夫。そんなことより、須永さん探してたぞ」
「須永さんが?ちょっと電話かけてくる」
「ったく、連絡ぐらいしろよ」
拓海がすぐ戻る、と言って病室を出る。
残された私はマサトさんの目を見ることもできず、布団を強く握る。