恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
♢♢♢

どうも千秋さんは過剰なスキンシップを取りたがっているようだ。お風呂の後は本当にどうにかなっちゃいそうだった。

「ふぅ、今日は一人だ」

珍しく今日は一人でベッドにいた。

『一緒に寝ないの?』
『今日は!一人で!お願いします!』

なんとかお願いをして私は一人でベッドの中に体を沈める。ずっと一緒に寝ていたから少し寂しい感情もあるけど過剰なスキンシップを避けることができて内心ほっとしていた。もちろん好きという感情はあるんだよ、ある。
でも…夏希君とのキスを思い出して罪悪感も増えていく。それが嫌だった。


12月上旬ということもあって、朝や夜は特に冷えるようになったから布団にすっぽりと体を丸めるようにして包まれる。

こんなに冷えるんだっけ。
一人だと余計にそれを感じる。

目を閉じて眠りにつこうとしていると
あ、そういえばコタツが欲しいなと思っていたことを思い出す。

一人暮らしの時から大好きだった。でもこの家には似合わないし千秋さんが嫌いそうだった。
そこでふと閃いた。この自分の部屋に置いたらいいのでは?

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