恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
私は上目遣いで千秋さんの顔を見る。
ちょっとだけくっついて渾身の”お願い”だ。筋肉質な胸板に手を乗せてもう一度言った。
「…どうしてもやりたいんです。アルバイト」
「…」
「実はもう面接行こうか悩んでいる喫茶店があって…家からも近いし、勤務時間も4時間くらいでいいみたいなのでちょうどいいんです」
「…」
「ダメでしょうか?」
じっと見つめる。千秋さんが迷っているようで瞳が揺れたのを私は見逃さない。
私は畳みかけるように千秋さんにいう。
「家事もこれまで通りしっかりやるので!どうか…」
「はぁ、…わかったよ」
「本当ですか!」
「うん、心配だけどいいよ。こんなかわいいおねだりされちゃ…」
心でガッツポーズをして私はにんまりする。千秋さんがはぁと再度ため息を溢して私の頭を撫でる。
「でも桜子は俺の奥さんなんだから」
「…」
「…好きなもの買っていいし、遊びに行った時も遠慮しないでお金使っていいんだよ」
「はい」
千秋さんを説得できた喜びと安堵で気兼ねなく眠ることが出来る。
千秋さんからすっと離れて眠ろうと思ったのだが
「…え、」
「寝ようとしてるの?それはダメだね」
「…えっと…」
伸びてきた手がそうさせない。私の顎を掬って意味深に笑う。
その目をみると背中がゾクッと反応する。もしかしたら普段の優しい千秋さんと目が違うからなのかもしれない。
その目に見つめられると私は動けなくなる。
「アルバイト許す代わりに…そうだなぁ、じゃあ君から誘ってみてよ」
「…さそう?」
うんと言った千秋さんの親指が顎を撫で、そのままそれを唇に這わせる。
ちょっとだけくっついて渾身の”お願い”だ。筋肉質な胸板に手を乗せてもう一度言った。
「…どうしてもやりたいんです。アルバイト」
「…」
「実はもう面接行こうか悩んでいる喫茶店があって…家からも近いし、勤務時間も4時間くらいでいいみたいなのでちょうどいいんです」
「…」
「ダメでしょうか?」
じっと見つめる。千秋さんが迷っているようで瞳が揺れたのを私は見逃さない。
私は畳みかけるように千秋さんにいう。
「家事もこれまで通りしっかりやるので!どうか…」
「はぁ、…わかったよ」
「本当ですか!」
「うん、心配だけどいいよ。こんなかわいいおねだりされちゃ…」
心でガッツポーズをして私はにんまりする。千秋さんがはぁと再度ため息を溢して私の頭を撫でる。
「でも桜子は俺の奥さんなんだから」
「…」
「…好きなもの買っていいし、遊びに行った時も遠慮しないでお金使っていいんだよ」
「はい」
千秋さんを説得できた喜びと安堵で気兼ねなく眠ることが出来る。
千秋さんからすっと離れて眠ろうと思ったのだが
「…え、」
「寝ようとしてるの?それはダメだね」
「…えっと…」
伸びてきた手がそうさせない。私の顎を掬って意味深に笑う。
その目をみると背中がゾクッと反応する。もしかしたら普段の優しい千秋さんと目が違うからなのかもしれない。
その目に見つめられると私は動けなくなる。
「アルバイト許す代わりに…そうだなぁ、じゃあ君から誘ってみてよ」
「…さそう?」
うんと言った千秋さんの親指が顎を撫で、そのままそれを唇に這わせる。