恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
「桜子、本当にありがとう」
「いえいえ」
浮気調査のはずが、思いもよらないことに巻き込まれて結局違う意味で探偵になってしまった。
彼女は心底反省しているのか、千秋さんにも何度も謝罪していた。
「ところで、妹さんですか?」
「へ?」
私が探し出したそれを大切そうに抱きしめながら彼女はそう言った。
斜め上の発言に変な声が出た。
千秋さんも驚いた様子で彼女を見下ろす。そしてすぐにかぶりを振って言った。
「まさか。妻だよ」
「え?!」
ビル内に響き渡るほどの大きな声が私の鼓膜を揺らす。
大きく眼を見開き、私と千秋さんの顔を交互に見る。どんどん険しくなる私の表情に気づかない千秋さんが言う。
「新婚だよ。この間も言ったけど」
「…嘘」
相当ショックを受けているのか、フラフラと小刻みに体が揺れていて目は絶望のそれだった。
”この間もいったけど”というのはどういう意味だろう。でも、この感じは浮気ではない?私は注意深く二人を観察する。
「いえいえ」
浮気調査のはずが、思いもよらないことに巻き込まれて結局違う意味で探偵になってしまった。
彼女は心底反省しているのか、千秋さんにも何度も謝罪していた。
「ところで、妹さんですか?」
「へ?」
私が探し出したそれを大切そうに抱きしめながら彼女はそう言った。
斜め上の発言に変な声が出た。
千秋さんも驚いた様子で彼女を見下ろす。そしてすぐにかぶりを振って言った。
「まさか。妻だよ」
「え?!」
ビル内に響き渡るほどの大きな声が私の鼓膜を揺らす。
大きく眼を見開き、私と千秋さんの顔を交互に見る。どんどん険しくなる私の表情に気づかない千秋さんが言う。
「新婚だよ。この間も言ったけど」
「…嘘」
相当ショックを受けているのか、フラフラと小刻みに体が揺れていて目は絶望のそれだった。
”この間もいったけど”というのはどういう意味だろう。でも、この感じは浮気ではない?私は注意深く二人を観察する。