恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
でも、それは同時に勝手にプライバシーをのぞいてしまったことを彼に知られるということだ。
ロックを解除してみたとかそういうのではないにしろ…ディスプレイに表示されたそれを見てしまったのは事実だ。
急に俯く私を見て千秋さんが何かを悟ったようで
「もしかして…あぁ、そういうことか」
といったので、私はすみませんと頭を下げた。
「見るつもりはなくて…その、たまたま…見えてしまって…」
「もしかして、あのメール見た?」
「はい…」
はぁ、と深い息を吐いて、顔を上げる千秋さんは困ったようなそんな顔をしていた。
「ごめん…あれは、違うんだ。確かに告白はされたんだけど」
そう言って千秋さんが立ち上がると、携帯を持ってきて私の前に差し出す。
ロックは解除されていた。
「ほら、これ。実はあの子にこの間告白されたんだ。でも、もちろん断ってる」
「え、そう…だったんですか」
そういって、彼がメールを私に見せる。
―どうしても諦めたくないです。好きです
ドキッとして、嫌な感情が私を包む。それでも、そのあとの彼の返事を見なくてはいけない、そう思い、私は震える指でタップする。
―何度も言うけど、妻がいるんだ。
ロックを解除してみたとかそういうのではないにしろ…ディスプレイに表示されたそれを見てしまったのは事実だ。
急に俯く私を見て千秋さんが何かを悟ったようで
「もしかして…あぁ、そういうことか」
といったので、私はすみませんと頭を下げた。
「見るつもりはなくて…その、たまたま…見えてしまって…」
「もしかして、あのメール見た?」
「はい…」
はぁ、と深い息を吐いて、顔を上げる千秋さんは困ったようなそんな顔をしていた。
「ごめん…あれは、違うんだ。確かに告白はされたんだけど」
そう言って千秋さんが立ち上がると、携帯を持ってきて私の前に差し出す。
ロックは解除されていた。
「ほら、これ。実はあの子にこの間告白されたんだ。でも、もちろん断ってる」
「え、そう…だったんですか」
そういって、彼がメールを私に見せる。
―どうしても諦めたくないです。好きです
ドキッとして、嫌な感情が私を包む。それでも、そのあとの彼の返事を見なくてはいけない、そう思い、私は震える指でタップする。
―何度も言うけど、妻がいるんだ。