恋の駆け引きはいつだって刺激的【完結】
優しく綺麗なライティングが二人を包む。

神父の言葉を瞼を閉じて聞いた。

「健やかなるときも病めるときも喜びの時も――」


薄っすら目を開けて隣の彼女を見ると先ほどまで緊張でロボットのようなぎこちない歩き方をしていたのに

真っ直ぐに神父を見つめ、鼻をすすっていた。泣いているようだった。

「…―誓いますか?」
「誓います」

お互いに愛を誓い、そして指輪を交換する。
彼女はもう緊張していないようで、それどころか穏やかな表情になっている。

俺が彼女の綺麗でしなやかな左手薬指に指輪をつける。
その後、彼女が俺に同じように指輪をつけ、交換をする。


その後、誓いのキスをする。


ベールの裾を肩幅に持ち上げる。
真っ赤な目が俺を見据える。ようやく今日から本当の夫婦として一歩を踏み出せるような気がした。

「桜子、愛してるよ」

驚くように目を見開き、桜色の唇に自分のそれを重ねた。
これから様々な困難が俺たちを待ち受けるかもしれない。それでも彼女となら乗り越えていけると強く思った。

桜子の潤んだ目を見つめ、もう一度愛してるといった。




番外編END
< 282 / 282 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:47

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
水瀬和香は製薬会社社長令嬢であることを隠して、実力で東和商事で勤務している。 しかし、ここで働くことも、親からは残り半年という期限付きだった。 加えて、親から政略結婚をさせられそうになる。 たまたま親との電話を後輩の久東帆高に聞かれていたが、帆高からとんでもない提案を受ける。 「僕と真剣交際しているということにするというのはどうですか?」 思わず了承してしまうが、彼にもまた何か思惑があるようで…―?! 謎多き後輩 × 恋愛不器用 「覚悟してくださいね。俺はずっと好きだったので」
たった一言を君に
夜桜/著

総文字数/8,030

恋愛(学園)7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
場面緘黙症で言葉を話すことの出来ない高校2年生の小倉ゆきは、同じクラスになった高野佑真と親しくなる。 高校生のピュアな短編です!
籠の中の鳥は今宵も熱い寵愛を受ける【完結】
夜桜/著

総文字数/81,659

恋愛(オフィスラブ)154ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
大手企業社長の一人娘である佐伯はすみは数年前に会ったこともない人と結婚させられそうになり家を出る。 その後、同じ会社の孝太郎と付き合い結婚を約束する。 しかし婚前旅行で彼の裏切りを知る。 自宅も引っ越すことが決まっていたはすみは全てを失ったと思っていたが 「もう逃がさない」 偶然出会った謎の男によって助けられる。しかし彼の正体は…―。 製糖会社を経営している家の一人娘 佐伯はすみ25歳 × 常盤物産株式会社 代表取締役副社長執行役員 常盤和穂33歳 「いつまでも逃げられると思わない方がいい」 籠の中の鳥は、今宵も熱い寵愛を受ける 本編 start20211210~end20211224 番外編 20220103~

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop