秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
点滴が終わり、起き上がるとだいぶ身体が楽になっていた。

ムカムカする感じも落ち着いている。

私はお姉さんにお礼をいい、お会計は日を改めて伺うことにしてクリニックを後にした。

「橋本くん、今日一日潰しちゃってごめんね。」

「潰れてないよ。優奈と遊んだし。」

「優奈ちゃん可愛いもんね。」

「そうだな。」

「どう?夕飯食べられそう?」

「うん。少しなら。でもラーメンは無理そう。それにこんな格好だからお店に入れないよね。」

「流石に部屋着に見えるしな。」

「ならうちでうどんでも食べてくか?さっぱりしたやつならいけるだろ?」

「食べたい。けどもう帰るよ。明日から仕事なのにこれ以上迷惑かけられない。」

「俺も夕飯食べるんだから手間は一緒。遠慮するなって。」

「いいのかな?お言葉に甘えちゃっても。」

「もちろん。さ、帰ろうか。」

< 141 / 182 >

この作品をシェア

pagetop