秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
東京に戻ると夜の10時を回っていた。

「雅臣さん、運転ありがとうございました。シャワー先にどうぞ。」

「うーん…流石に混んでたな。入っていいの?」

「もちろん。ゆっくりしてきてください。」

「じゃ、お先に。」

雅臣さんがお風呂に向かうと私は洗濯物を片付け始めた。

雅臣さんの服と私の服を取り出し洗濯機に入れた。

2人の服を同じ洗濯機に入れて洗うなんて…ちょっとくすぐったい。
夏休みに入る前にはこんなこと想像つかなかった。
そう思うだけで胸がキュッとなりドキドキする。
こんなことでドキドキするなんて何年ぶりだろう。
勝手に頬を赤らめてしまう。


「真帆ー。出たよ!」

タオルで紙を拭きながら出てきた雅臣さんを見てまたドキッとさせられるが私は直視できず交代でお風呂に向かった。

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