秘密の秘密は秘密じゃないのかもしれない
お風呂から出ると雅臣さんはベッドに腰掛けており私を手招きする。

ベッドの下に座らされるとドライヤーで髪の毛を乾かしてくれた。

雅臣さんの大きな手で頭を触られるととても気持ちがいい。

なんだかフワフワしてきた。

「真帆ー。眠いのか?」

「うーん……。」  

「さ、こっちにおいで。」

私はベッドの上に引き上げられた。
そしてそのまま眠ってしまった。

翌朝目が覚めると今日も雅臣さんにくっついて眠っていた。
雅臣さんの胸に顔をつけて私はしがみつくようにしていた。
雅臣さんはまだ寝ているみたい。
この体勢のまましばらく雅臣さんの胸の中にいることを刻み込んでいるとモゾモゾと動き出した。

目が覚めたのかな?
私が顔を上げると目が合い、チュッとキスをされる。

「おはよ。よく眠れたか?」

「はい。昨日寝落ちしちゃいました。」

「疲れたんだな。大丈夫か?」

「すっかり元気です。雅臣さんは?寝れました?」

「あぁ。真帆に悪戯しようかと思ったけど怒られそうだから大人しく寝たよ。」

「もうっ!」

「真帆を抱いてると気持ちいいな。離れたくないな。」

雅臣さんはぎゅっと私を抱き寄せた。

私も呼応するように抱きつき「大好き」と小さな声で言った。

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