キミを描きたくて
適度に髪を乾かして家を出る支度をする。
財布と身分証、スマホさえあればいい。
今日はまだ曇っていて、そんなに暑くはなさそうだ。
「はあ…」
大きなため息が出る。
紫月くんに、なんと別れを告げよう?
…そもそも、別れを告げて、彼が許すとは思えない。
さて、どこに行こうか。
公園、買い物、河川敷…
たまには、1人で買い物でもしようかな。
そう思って、駅へ足を運ぶ。
夕方とはいえ、まだまだ暑い。
樹が帰ってきたら…また、昔みたいに買い物に行けるだろうか。
スーパーに行って、好きなお菓子を買って、家でくだらないことばっかり話して。
紫月くんと花火を見る日も近づいている。
私は、平然と花火を美しいと思えるだろうか?
そんなことを考えていると、ふと遠くにもう見慣れてしまった人が見えた。
「ねえ"紫月様"、私、服見に行きたい〜!」
「そう。じゃあ行くか」
「ほんと〜!?やったあ!」
"紫月様"。
動いていた足を止めて、踵を返す。
宮崎優香。
…ああ、私がやったんだった。
私が、あの手紙を渡して、2人を繋げたんだった。
「…ま、いいか」
心の中は、ざわついていた。
財布と身分証、スマホさえあればいい。
今日はまだ曇っていて、そんなに暑くはなさそうだ。
「はあ…」
大きなため息が出る。
紫月くんに、なんと別れを告げよう?
…そもそも、別れを告げて、彼が許すとは思えない。
さて、どこに行こうか。
公園、買い物、河川敷…
たまには、1人で買い物でもしようかな。
そう思って、駅へ足を運ぶ。
夕方とはいえ、まだまだ暑い。
樹が帰ってきたら…また、昔みたいに買い物に行けるだろうか。
スーパーに行って、好きなお菓子を買って、家でくだらないことばっかり話して。
紫月くんと花火を見る日も近づいている。
私は、平然と花火を美しいと思えるだろうか?
そんなことを考えていると、ふと遠くにもう見慣れてしまった人が見えた。
「ねえ"紫月様"、私、服見に行きたい〜!」
「そう。じゃあ行くか」
「ほんと〜!?やったあ!」
"紫月様"。
動いていた足を止めて、踵を返す。
宮崎優香。
…ああ、私がやったんだった。
私が、あの手紙を渡して、2人を繋げたんだった。
「…ま、いいか」
心の中は、ざわついていた。