愛は愛より愛し

い、今の……。
私の勘違いじゃなければ……。

「ただいまー、お腹空いたーどうしたの?」

リビングに入ってきた恭子が箱を見る私たちに首を傾げる。

「セナさんからプレゼントだって」
「え、なに! 食べ物!?」
「ライターっぽかったけど」
「なんだー、ぐれちゃんしか使えないじゃん」

すぐに恭子の興味は逸れる。私はささっとリボンをかけ直して、紙袋に戻した。

リビングから繋がる自分の部屋へ行く。

「お姉ちゃん、ご飯は?」
「先食べてて!」

棚の上に置きっぱなしにしていた携帯を取って、部屋を出た。リビングも出て、洗面所から出た恭子とすれ違う。

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