【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
「ど、どうしたの?」


なんだろうと思い尋ねてみたら、楓くんはそこでふっと優しく笑った。


「いや、その髪型、いいなって思って」


「えっ」


思いがけない言葉にまたドキッとしてしまう。


ど、どうしよう。楓くんにまた褒められちゃった。


朝も可愛いって言ってもらえたけど、思い立って今日髪型を変えてみて良かったかも。


「そう、かな? じゃあ私、これからなるべくこの髪型にしようかな……」


「うん。いいんじゃん」


彼の右手が私の髪に優しく触れる。


なんだかとても照れ臭い気持ち。


やっぱり最近の楓くんは、特別優しいような気がして、また私、勘違いしそうになるよ。



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