その海は、どこまでも碧かった。
外が夕日色でよかった
きっと私
赤い
「ごめん、宙…
…
嫌だった?」
「ごめん…水瀬…
嫌じゃないよ
…
でも、無理に、いいよ」
「無理に…?」
「オレからするから…
…
タイミング見てオレからするから
待ってて…」
「タイミング…って?」
「水瀬がオレのとこ
大好きになったら、かな…」
「大好きに…?」
「うん、焦らないでゆっくりいこうよ
…
さっき焦ったのはオレだけどね
…
水瀬のこと好きだからね」
「うん、ありがと…」