お嬢の神隠し
「秀羽!大丈夫??」

「…あぁ」

よかった息はしている。中学生の子も大丈夫そうだ。


早く病院に連れて行かないとヤバい。とりあえず今は、この男を倒すしかないな。



「かかってこい!」

「へぇー俺と喧嘩する気か、いいよ」

そういって私の方に走ってきた。


小さい頃から柔道や剣道、ボクシングなどもおじいちゃんから教わっていたから、ある程度の事はできる。はず…


鉄パイプを振り回すなんて卑怯なやつだな。


とりあえずよける、


そして、男の背中を蹴る。

「おりゃ!!」

そして、首に腕も回し動きを取れないようにして、気絶さす。


お、脳内で考えたことを上手く実行できた。我ながら上出来。



早く秀羽と中学生の子を…って思ったけどどうしよう。バイクには2人までしか乗れないから…


そうだ、海里に電話しよう。



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