一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
「それなら俺も駅に行くから。送って行きますよ」
「え? それは申し訳ない……」
恵子さんは断ろうとしたが、彼がとびきりの笑顔で話を進めた。
「駅まで一緒ですから。それじゃあ、雪乃、歓送会の会場で」
怜が私に向かって手を振ると、恵子さんと一緒にこの場を去っていく。
呆気に取られながらその姿を見送る私。
怜の姿を見るのもこれが最後だ。
今日部の歓送会があるが、私は出ずに福井に帰る。
そう思うと胸がジーンとしてきた。
さよなら、怜。
今までありがとう。
誰よりも好きです。
一生あなたを思い続けて生きていくことを許して――。
心の中でそっと呟き、オフィスに戻ると溜まっていたデスクワークをした。
なんとか定時にまでにデスクワークを終わらせ、部長室のドアをノックする。
常務に昇進する部長は日中社内の挨拶周りに行っていてずっと席を外していたから、まだ片付いていないはず。
「はい、どうぞ」
返事がして中に入ると、段ボールが床にいくつか置いてあって、デスクの上には本が何冊も積まれていた。
「え? それは申し訳ない……」
恵子さんは断ろうとしたが、彼がとびきりの笑顔で話を進めた。
「駅まで一緒ですから。それじゃあ、雪乃、歓送会の会場で」
怜が私に向かって手を振ると、恵子さんと一緒にこの場を去っていく。
呆気に取られながらその姿を見送る私。
怜の姿を見るのもこれが最後だ。
今日部の歓送会があるが、私は出ずに福井に帰る。
そう思うと胸がジーンとしてきた。
さよなら、怜。
今までありがとう。
誰よりも好きです。
一生あなたを思い続けて生きていくことを許して――。
心の中でそっと呟き、オフィスに戻ると溜まっていたデスクワークをした。
なんとか定時にまでにデスクワークを終わらせ、部長室のドアをノックする。
常務に昇進する部長は日中社内の挨拶周りに行っていてずっと席を外していたから、まだ片付いていないはず。
「はい、どうぞ」
返事がして中に入ると、段ボールが床にいくつか置いてあって、デスクの上には本が何冊も積まれていた。