一晩だけあなたを私にください~エリート御曹司と秘密の切愛懐妊~
雪崩が起きそう。
「凄いことになってますね」
「山本さんは仕事の方は終わったのかい?」
私を気遣う部長に笑顔で答えた。
「あとは後任のお知らせメールをみんなに送るだけです」
私が使用しているパソコンの処理は亜希ちゃんに頼んである。
明日、部の人は私が辞めたことを知って驚くだろうな。
怜もーー。
「そうか。山本さんにはたくさんお世話になったなあ」
しみじみと言う部長に心から礼を言う。
「それは私の方です。いろいろと私の我が儘を聞いてくださってありがとうございました。これ、常務昇進のお祝いです」
部長に有名ブランドのロゴが入った紙袋を手渡す。
「僕に? 嬉しいなあ」
部長は驚きながら紙袋を受け取って中を確認した。
部長にプレゼントしたのは革の名刺入れ。
「素敵な名刺入れだ。ありがとう。早速使わせてもらうよ」
私がプレゼントした名刺入れに部長が新しい名刺を入れると、そこから一枚名刺を抜いて私に差し出した。
「明日から常務になる竹下です」
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